その始まりは1960年代の最初のシリーズである。サイケデリックな文字盤と楕円形のケースを特徴とするこの時計は、1970年代まで続いた。このモデルは、その20年間のエッセンスを、奇抜で実験的なスタイリングで表現していた。1980年代半ばには、ファンキーなベゼルとクォーツムーブメントを搭載した第2シリーズが登場し、ダイナミックの名を復活させた。ダイナミックレンジ(オーディオファンの方へのちょっとしたジョーク)に共通しているのは、初期のシリーズ1と2は視認性を重視しているということだ。これらは3針のデイトモデルで、クロノグラフではなかった。
2021年 オメガ新作 スピードマスター “シルバー スヌーピー アワード” 50周年記念 310.32.42.50.02.001
スピードマスター “シルバー スヌーピー アワード” 50周年記念
Ref:310.32.42.50.02.001
ケース径:42mm
ケース素材:ステンレススティール(ポリッシュ&ブラッシュ仕上げ)
防水性:50m
ストラップ:ブルーのナイロン製ファブリック、ストラップの裏地にアポロ13号の軌道をエンボス加工で描く
ムーブメント:手巻き、Cal.3861、50時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、26石
仕様:時・分・クロノグラフ秒表示、スピードマスター 第4世代にインスピレーションを受けたシルバー製のステップダイアルに3つのサブダイアルとダイアルの傾斜に合わせて角度をつけたインデックス(サブダイアルとインデックスはPVDでブルーに)、9時位置のサブダイアルにはシルバー スヌーピー アワード受賞者に贈られるシルバー製のピンと同じポーズをした宇宙服を着たスヌーピーをエンボス加工で表現、ブルーセラミック[ZrO2]製のベゼルリングにホワイトエナメルのタキメータースケール、マジックハンドに司令船に乗ったスヌーピーがあしらわれクロノグラフ機能が使用されると 月の裏側を旅するように回転、スモールセコンドとして連動して動く地球をかたどったディスクが1分間に1回転、ケースバックの周囲にシルバー スヌーピー アワードへのトリビュートとなる“SILVER SNOOPY AWARD OCT. 5, 1970””APOLLO XIII APRIL 1970”の文字を黒でエングレーブ、5年間の国際保証
シリーズ2は、すべての物事がそうであるように終了したが、それはダイナミックの終わりではなかった。
1997年、オメガはダイナミックコレクションのカタログ上での位置づけを完全に再構築した。かつてはほとんど未来的で、超モダンで、芸術的な表現の時計だったものが、大幅に縮小され効果的にリブランディングされて再び発売された。それがオメガ ダイナミック シリーズ3だ。今回は、単なるタイム&デイトモデルではなく、2種類が用意された。オメガは予想に反してダイナミック クロノグラフを発表したが、2つの時計は同じ外観要素を共有していた。どちらのモデルも、同じブラックのダイヤル、同じスタイルのアラビア数字や38mmのケースサイズ、そして6時位置にある紛れもないダイナミックのワードマークが特徴だ。
時を愉しむための時計 URL 2023年07月17日(月)13時28分 編集・削除
誕生から20周年の節目を迎えた