ここ数年、様々なブランドがカラフルな文字盤を備えた時計をリリースしており、特に今年はグリーンダイヤルがトレンドのひとつとなっています。しかし、クラシックなデザインやスタイリングを得意とするブレゲからは、ポップなカラーリングの時計はあまりありませんでした(レディスでは見られるものの、メンズでは少なくとも僕にはすぐに思いつきません)。
今回ブレゲからリリースされたタイプ XXI 3815 チタンは、最近のカラフルなトレンドへのブレゲ流のひとつの解なのかもしれません。文字盤全体をポップな色合いにするのではなく、あえて夜光塗料をカラフルにすることで、ブレゲのクラシックなイメージを維持しつつ、楽しい遊び心を絶妙に取り入れているように思います(とはいえ、ポップでカラフルなブレゲを見たい気持ちもあります)。
また、僕が個人的に気になるのは、このツーカウンタークロノグラフ仕様が、通常ラインナップになるのかどうかという点です。ツーカウンタークロノグラフとアラビア数字の組み合わせは、初代のタイプ 20を想起させ、ホワイトの夜光でもヴィンテージスタイルのフォティーナでもクールなモデルになるのは間違いないでしょう。